橋本善太物語 本文へジャンプ
ゼンタックと白レグ四十二号

 ゼンタクは、横班プリマスロック雌にロードアイランドレッド雄を交配すると、その初生雛の頭に白い毛が生えているのは雄、少し赤い差毛のあるのは雌であって、素人にも雌雄鑑別が容易くでき、その上実用性の高い鶏として評価された。これは善太の発見したもので、当時の岩手県知事国文謙吉氏が名付け親だとされる。善太が苦労した→善太苦ス→「ゼンタック」
ゼンタックは卵肉兼用種であり、365卵の世界記録は白色レグホン42号によって達成された。

■一年無休産卵365卵鶏出現までのあしどり一覧表(橋本善太出品鶏を主として)
検定年数 検定場 年(365日)産卵数 付記(赤色の産卵数は政府買上げ)
昭和6年度
6年11月1日〜
7年10月31日
岩手種鶏場 307卵
304卵
302卵
300卵
300卵以上 4羽
昭和7年度 世財団法人富民協会より多産優昨出奨励規定に依り表彰記念品贈与さる
昭和8年度 国立青森種鶏場 331卵
322卵
311卵
310卵
300卵以上 4羽
岩手種鶏場 315卵
300卵
2羽
昭和9年度 国立青森種鶏場 325卵 1羽
昭和10年度 国立青森種鶏場 356卵
347卵
320卵
3羽
社団法人養鶏組合連中央会より多産優良鶏として賞与授与
昭和11年度 国立青森種鶏場 348卵
320卵
315卵

311卵
302卵
5羽
岩手種鶏場 305卵
316卵
2羽
中央家禽研究所 321卵
316卵
2羽 社団法人養鶏組合連中央会より多産優良鶏として賞与授与
昭和12年度 国立青森種鶏場 362卵
337卵
325卵
318卵
309卵
5羽
362卵は世界公認記録
(岩谷龍一郎氏も362卵)
昭和13年度 国立青森種鶏場 362卵、347卵
324卵、318卵
303卵
5羽
(江渡富次郎氏も362卵)
岩手種鶏場 364卵、356卵
316卵、350卵
313卵、345卵
301卵、324卵
301卵
9羽
364卵は世界新記録
中央家禽研究所 365卵 1羽 365卵は世界初の金字塔とされる